蜷川 振り返ったらうつくしい影
望月色 眠りをひとかけ、金に変えて
香雲 あなたなら私を食べてもいいよ
歩 いびつがうつくしいのはおまえのせい
悧子 どこの夜にでも飛び去ってゆける
文 純情は性癖
紗帆 海に揺蕩う時間の単位
せつや 孕みあうからだ
文 隔てられてこその憧憬
シンバル 柔肌を金で接ぐ
望月色 胃袋より心臓を掴みたい
悧子 ひとつの火をわけただけ
蜷川 息継ぎが終わるころ君を標本にする
晴 海も、あなたも閉じこめて、目蓋
マオ 硝子のなかの銀の満ち欠け
香雲 夜に泳ぐ馬車のなかひとすじの哀しみを舐める
香雲 I can't speak LOVE and so I hold my place.
紗帆 ノスタルジーとバイオリン
せつや 凪いだローズは舞い散って、22.5をゼロにして
蜷川 色とりどりになる私たち
望月色 羨んだエメラルド
晴 あざやかなままで
歩 秘密のやさしさが彼をなぶる
マオ 片秀の果ては痣か悪癖もしくは花卉
香雲 あなたをもう一度つくろうとまほの実を埋める